元衆議院議員の三宅雪子さんを攻撃するカルト集団が拡大した理由

カルト集団のメンバー(三宅雪子さんの親族FMを除く)には、集団へ勧誘するときに、他者を騙した、または嘘をついたという認識はない。カルト集団が拡大したのは、三宅さんの言動への「強いバイアスに基づいた解釈」が、メンバー以外の者にも共有(納得)しやすいものだからだ。

 

彼らは、「三宅がおかしなことをたくさんやっている。だから、三宅を非難するFMの主張が正しい」と思い込んでいる。これは、論理的には正しくない考えだが、経験則から正しいと考えてしまう人は少なくないのだ。

 

最近の三宅さんには、感情的な言動が散見される。だが、それによって、FMによる三宅さんの悪口の内容が真実とは断定できないのだ。それはそれ、これはこれ。関連付けるのは推測でしかなく、証拠を見付けたことにはならないのだ。

 

関連付けるのは、マスコミによる小沢一郎さん報道で「小沢はクロ」と信じ込む心理に似ている。「検察が秘書を逮捕したのだから間違いない」「あれほどマスコミが小沢疑惑を報じるのだからクロに決まっている」などと、証拠ではないものを証拠と思い込む発想と、ほぼ同じだ。

 

三宅さんが感情的になるのは、これまでの三宅さんの主張が真実であれば、自然なことだと思える。酷い腰痛、FMの言動で苦労させられたことなど。更に、一緒に選挙活動をした支持者から裏切られては、どれほどの心痛だろうか。

 

私は、三宅さんの主張を鵜呑みにしていない。だが、FMによる三宅さんの悪口には証拠がないので、三宅さんとの関わり方を変える理由がない。FMは「三宅雪子が・・・をした」「三宅雪子から・・・と言われた」などと主張するが、その証拠を全く示していない。

 

小沢さんは、「無罪推定の原則」を無視するマスコミから激しい攻撃を受けた。そのことに憤っていたであろう者が、証拠もないのに三宅さんを「嘘つき」などと攻撃する。三宅さんには自分の無実を証明する義務がないことも、「無罪推定の原則」は示している。

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疑わしきは罰せず(うたがわしきはばっせず)とは - コトバンク

 

殺人を犯したオウム真理教の信者は、教祖に操られていたのだが、無罪にはならなかった。三宅さんを誹謗中傷している連中も、おとがめなしになるとは限らない。証拠のない誹謗中傷情報を鵜呑みにして拡散することが、正当な批判であるものか。