カルト集団が、元衆議院議員の三宅雪子さんを攻撃する理由

前回の記事でも、カルト集団が三宅雪子さんを攻撃する理由について述べたが、やや分かりにくい表現になってしまったと感じている。

そのため、改めて、別の表現で私見をまとめることにした。

 

彼ら(三宅さんの親族FMを除く)は、「三宅がおかしなことをたくさんやっている」と決め付け、「だから、三宅を非難するFMの主張が正しい」と思い込んでいる。

これが、彼ら(FMを除く)の主張の根幹である。

 

仮に「三宅がおかしなことをたくさんやっている」としても、それは「三宅を非難するFMの主張が正しい」ことの証明にはならない。傍証にもならない。

三宅さんの行動とFMの主張の真偽を関連付けるのは、経験則に基づく判断であり、推測にすぎないのだ。

しかし、彼らは「三宅を非難するFMの主張が正しい」と固く信じ込み、FMの言うことを全て鵜呑みにする。

 

そもそも「三宅がおかしなことをたくさんやっている」とは、前述の通り、彼らの決め付けなのだ。

彼らの言う「おかしなこと」を、私は必ずしも「おかしい」とは思わない。

三宅さんも人間なので、欠点はある。失敗することもある。

Twitterの投稿内容には、不正確な部分もある。

それを、彼らは「嘘をついた」「悪意、故意によるものだ」などと決め付けるが、私は「単なる事実誤認(ミス、過失)かもしれない」と考える。

三宅さんがカルト集団のメンバーの一部の実名などを公表したことを、彼らは「被害」と主張し、三宅さんを激しく非難する根拠にしているが、私は「被害」とは思わない。その理由は、前回の記事で述べた。

最近の三宅さんの言動からは、一時的に不安定な心理状態に陥っているように思えることがあるが、こちらも前回の記事で述べた通り、過酷な状況下にあるにもかかわらず、かなり心の安定を保っていると言えるかもしれない。

そのような状況に鑑みれば、ミスが多くなるのも自然だ。むしろ、それを故意ととらえる方が不自然だと私は思う。

 

問題の核心は、「事実はひとつでも、様々に解釈することが可能なのに、彼らが強いバイアスに基づいた解釈しかしない」ことなのだ。

 

仮にFMの言うことが事実だったとしても(私は、恐らく事実ではないと判断しているが)、「偶然そうだっただけ」で、カルト集団の認知のプロセスに問題があることは間違いないのだ。

FMの主張の証拠がないのなら、私には三宅さんとの関わり方を変える理由がない。

 

小沢一郎さんは、「無罪の推定」の原則をほぼ完全に無視したマスコミから、長期間執拗に攻撃された。

その小沢さんの支持者が、「無罪の推定」の原則をほぼ完全に無視し、三宅さんを長期間執拗に攻撃している。

だが、彼らは、その矛盾に気付くこともできない。

 

カウンセリングなどの心理療法が有効だろうが、彼らは自分の問題に全く気付けないので、心理療法を受ける可能性はないだろう。

最早、三宅さんには法的措置しか手段が残っていないようにも思える。

先日、三宅さんは裁判に訴えることをツイキャスで発表されたが、その行方に注目したい。

 

(9月11日、加筆修正)